2004 No.33
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中国の今年の原油輸入量は1億トン以上

 中国商務部の発表によれば、今年の中国の原油輸入量は初めて1億トンの大台を突破して1億1000万トンに達し、前年と比べて21%増え、史上最高となる見込みである。製品油の輸入量は4000万トンで、前年同期比約40%増が予想されている。

中国税関の統計によれば、今年上半期、中国の原油輸入量は前年同期比39.3%増の6102万トンに達し、輸入総額は151億6900万ドルで、前年同期と比べて57.4%増えた。そのうち製品油の輸入量は56.6%増の1958万トンで、輸入額は66.1%増の44億5700万ドルに達した。

このほか、原油と製品油の輸入額は合計196億2600万ドルで、この期間の中国全土の貨物輸入総額の7.4%を占め、前年同期と比べて73億600万ドル増えた。

商務部は、今年下半期、世界経済が徐々に回復を見せ、OPAC(石油輸出国機構)の減産、中東の政情不安定などの影響を受けて、国際原油価格は高値で推移すると分析している。

また商務部は、国の経済過熱抑制策を含むマクロ調整政策によって、中国国内の原油や製品油市場の供給不足という局面は徐々に緩和し、下半期の原油や製品油の輸入量の伸び幅は上半期と比べて減速するとしている。

しかし、輸入額の伸び幅は輸入量を上回ることも確実視されており、1−6月までの実績をもとに単純に計算しても、中国は年間で原油は300億ドル以上、製品油は100億ドル近くの代価を支払うことになる。