2004 No.33
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>> 経済

 

外資系企業も財務会社の設立が可能

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)はこのほど、企業グループの財務会社に関する管理規定「企業集団財務公司管理規則」の改正を発表した。製造業重視だったこれまでの内容を変更し、外資系企業や流通産業を含めた各業界に、金融機関としての財務会社の利用を通じたグループ発展へのバックアップを認めることになった。

銀監会の責任者によると、改正後の規定は従来に比べ、次の3点に変化がみられる。

(1)企業グループの財務会社の市場における位置付けを調整した。財務会社を「企業グループの資金の集中管理を強化し、企業グループの資金利用効率を高めることを目的とし、企業グループの構成単位に財務管理サービスを提供するノンバンク系金融機関」に位置付ける。

(2)市場参入基準を引き下げた。従来の規定は市場への参入基準が高く、工業、エネルギー、交通など業界の大型企業グループでなければ設置は難しく、外資系企業や他の業界のほとんどが基準に達しなかった。規則の改正により、企業グループの発展を支援する原則にのっとって、資産や売上高などの基準が大幅に引き下げられた。
(3)財務会社に支店など下部機関の設立を明確に許可した。