中国、「台湾国連代表権」問題の審議に反対
孔泉外交部スポークスマンは8月11日に発表した談話で、チャドなどごく少数の国が同日、国連事務総長に書簡を送り、第59回国連総会でいわゆる「台湾国連代表権」問題の審議を求めたことについて、「中国はこれに断固反対する」と表明した。
孔スポークスマンの談話は次のとおり。
台湾当局は1993年から毎年、彼らの「国交樹立国」にいわゆる「台湾国連代表権」問題を提案するようそそのかしている。その目的は国連において「二つの中国」「一つの中国と一つの台湾」「台湾独立」の状態を作り出すことにある。これは台湾同胞を含むすべての中国人民が断固として反対しているものである。
世界に中国はただ一つであり、中華人民共和国政府はすべての中国人民を代表する唯一の合法政府である。台湾は中国領土の不可分の一部であり、主権国家で構成される国連に「加盟」する資格がない。これは国際社会公認の事実であり、「国連憲章」の趣旨と原則および国連総会第2758号決議(1971年10月25日、中華人民共和国を中国の国連における唯一の代表として承認)に合致する。
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