「西気東輸」市場が急速に拡大
中国の重点プロジェクトである「西気東輸(西部のガスを東部に送る)」が全線貫通し、専門家は、今年の天然ガス供給量が13億立方メートルに達すると予測している。
同専門家によれば、2005年の供給量は40億〜60億立方メートルに達し、2006年末には収支均衡を繰り上げ実現し、2007年には120億立方メートルに達する見込みである。
昨年10月から東部地域への供給が始まって以来、今年7月末までの供給量は5億立方メートルに達した。今年1月1日から本格的に開始した上海市への供給で販売量は拡大している。
上海市、江蘇省、浙江省、河南省、安徽省の4省1市で、中国石油天然ガスグループ(CNPC)と供給契約を締結した企業は27社に達する。また、現在建設中の天然ガス発電所などもあるという。
企業ユーザーのほか、今年末時点で上海市の家庭ユーザーは110万戸を超える見込みで、市場は急速に拡大している。同市は、来年の供給量を当初の10億立方メートルから12億立方メートルに上方修正する計画である。
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