温家宝総理、中長期科学技術
発展計画への7つの要求を提起
温家宝総理は今年4月から8月にかけて国務院会議を召集し、「国家中長期科学技術発展計画」の特別テーマ20件に関する戦略研究報告を順次受けてきた。
戦略研究は、学者ら2千人が1年余りをかけて進めている。
8月20日の会議で温総理は「戦略研究の任務はすでに完了した」として、次の段階である計画綱要の編成作業に力を集中するよう指示した。さらに「戦略研究の成果を十分に凝縮したうえで、2020年までの科学技術発展の計画と青写真を作成する必要がある」と指摘し、計画綱要の編成作業では、次の7点を重視するよう求めた。
(1)科学技術革新は、国の現代化建設における科学的な発展の路線と緊密に連携する必要がある。
(2)すべきことと、すべきでないことを慎重にふるい分け、重要プロジェクトを優先させる。
(3)学際的研究と技術の集積を強化する。
(4)「軍需と民需の結合、民間の力を利用した国防建設」の方針を貫徹する。軍民科学技術管理調整システムと軍民両用重要科学技術プロジェクト共同研究メカニズムを確立し、軍需・民需の双方に活用できる重要な戦略的製品やプロジェクトを突破口とし、軍民双方の強みを結集する。
(5)企業による技術革新の主体的地位を重視する。
(6)研究者に能力を発揮させる良好な環境と条件を整備する。
(7)国際科学技術リソースを最大限に活用する。
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