2004 No.36
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>> 経済

 

中国本土市場のEPSは37%増、
時価総額23%減

上海、深センの両証券取引所では、上場企業の業績が向上しながらも市場の調整が続いている。2004年上半期の上場企業の平均EPS(1株当たり利益)は前年同期比36.7%増加したが、時価総額などは大きく減少した。

それによれば、上海、深セン両証券取引所の上場企業のEPSは、2002年から今年にかけて平均30%台の増加速度を維持している。しかし、ここ1年半にわたる調整を経て、上海総合指数は1300ポイントの大台割れが見え始めるなど、危機的な状況が現れた。

深センA株の流通時価総額は前年同期比22.8%減の2900億5800万元に落ち込んでいる。一方で、ここ1年間新規上場した企業数は87社にのぼり、新株発行、配当、増資などで調達した資金総額は737億7600万元に達した。

業績の大幅な拡大と株価の大幅な下落に伴って、中国本土市場全体のPER(株価収益率)も低迷している。例えば、上海市場では、昨年6月末の平均PERは36.04倍であったが、今年6月末には26.6倍に下がっている。