中国の1−7月の携帯電話輸出額は105%増
中国商務部の発表によると、今年1−7月の携帯電話の輸出額は70億ドルを突破して71億5000万ドルに達し、前年同期と比べて1.409%増えた。輸出台数は前年同期比55.9%増の7341万台にのぼった。原材料を輸入し、中国で加工、生産した携帯電話の輸出台数は6921万台で、輸出台数の94%を占めている。
主要な輸出企業の中で、モトローラ、シーメンス、ノキア、ソニー、エリクソンが生産するGSM携帯電話の輸出比率はGSM携帯輸出全体の66%を占め、モトローラ、サムソン、浪潮楽金、東方通信などが生産するCDMA携帯電話の輸出比率はCDMA携帯電話輸出全体の98%を占め、そのほかの製品を圧倒している。
しかし、中国メーカーは依然として海外資本に押されており、シェア拡大が難しい状況にある。中国メーカーの輸出量は増えているにもかかわらず、輸出額がほとんど伸びていない。GSM携帯電話の輸出全体に占めるシェアはわずか4%にすぎない。
輸出市場の多様化に伴って、現在99カ国・地域に中国から携帯電話が輸出されている。そのうち、アメリカ、香港、ドイツ、シンガポールが得意先で、輸出全体の75%を占めている。
商務部は、ここ2年来、中国の携帯電話輸出量が東南アジアやその他の地域を合計した輸出量よりも多いことを指摘し、さらに中国は着実に生産数を増やしており、また「世界の携帯電話生産拠点」としての地位を名実ともに確立していると述べた。
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