2004 No.37
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>>記者会見

 

外交部、アジアカップ決勝での外国人記者負傷について語る

孔泉外交部スポークスマンは9月7日の記者会見で、サッカー・アジアカップ決勝の期間に外国人記者2人が負傷した事件について次のように説明した。

8月7日に行われたアジアカップ決勝戦の後、会場周囲の一部のサッカーファンは感情が高ぶっていた。後になってから知ったことだが、米AP通信の記者と仏AFP通信の記者各1人が突き飛ばされ、うち1人が負傷した。私は訴えを受けた後これを非常に重視し、北京警察当局にすぐ通報し、速く調査するよう希望を伝えた。同時に、部下を派遣して2人の記者を見舞った。

AP社とAFP社の責任者から事件について書簡を受け取った後、私は直ちに返書を送り、次のように態度を表明した。

第一、「われわれはこの事件に深い遺憾を表明する。特に、米AP通信の記者が頭部に負傷したことに、見舞いを申し上げるとともに、順調な回復を願う」と伝えた。ついでながら、私が知るところでは、同記者は比較的順調に回復しており、最近、酒泉衛星発射センターを取材した。
また「中国政府と中国外交部、外交部新聞司は、記者による中国での合法的な取材の権利を保障するよう、最大の努力を尽くす。記者が取材を行い、中国を知るために、われわれは力の及ぶかぎり便宜を図るよう最大限に努める」と伝えた。

これと同時に、警察当局もAPとAFP2社の北京事務所の責任者と会見し、事件の発生に遺憾の意を表した。警察は、事件現場は混乱していたため、調査を行うには時間が必要だが、必ず両記者に誠意ある回答をすると表明した。同時に、混乱した状況での取材では、人々の避難や人々の感情の沈静化など、警察側が必要に応じて取った対策措置を、記者たち十分に尊重するよう希望を伝えた。

事件の発生は不幸な出来事であり、われわれは今後このような事件を回避できることを願う。私はこの場を借りて、記者のみなさんに改めてごあいさつ申し上げたい。