2004 No.37
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>>記者会見

 

外交部、東中国海の資源を
めぐる中日間の対立について語る

孔泉外交部スポークスマンは9月7日の記者会見で、東中国海における天然ガス採掘に対する中国の立場について、記者の質問に答えた。

――中国が東中国海で天然ガスの採掘を開始したことについて、日本は異議を示している。日本の経済産業相は中国側に、繰り返し申し入れを行い、中国側に適切な情報を提供するよう求めたが、中国側はこれまで明確な回答を示していないようだ。この問題に対する中国側の立場を説明してほしい。

東中国海の境界線については実際ずっと議論があるが、中国と日本はまだ境界確定作業をしたことがない。われわれは、双方は東中国海問題の紛争について、平和的協議という形を通して解決すべきだと考える。われわれは、東中国海の安定の維持、矛盾のエスカレートの回避、互恵と利益共有の実現は、双方にとっていずれも利益があると考える。日本側が中国側にデータや資料を提供するよう求めたとの話だが、私が把握しているところでは、中国が東中国海地域で進める開発は、完全に中国の近海で行われている。こうした状況で、日本が一方的に主張する中間線を根拠にデータと資料の提供を求めるのは、まったく道理に合わない。ここで丁重に申し上げておくが、われわれはこれまでこのような中間線を受け入れたことがない。われわれの基本的姿勢は、交渉と協議を通じてこの問題を解決すると同時に、東中国海については論争を棚上げにし、開発を共同で進めることだ。中国側の立場はまさにこの2点にまとめられる。