2004 No.37
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>>記者会見

 

外交部、日本の常任理事国入り
問題について語る

孔泉外交部スポークスマンは9月9日午後の記者会見で、国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指す日本の活動について、記者の質問に応えた。

――日本首相が日本の安保理常任理事国入りを模索する動きを始めたことについて、中国側はどのような立場をとるか。

安保理の改革はとても大きな問題だ。われわれの安保理改革に対する基本的な立場を全体的に説明しよう。

第一に、情勢の変化に伴い、安保理は必要な改革をすべきである。

第二に、安保理の改革は、発展途上国の代表性を優先的に考える必要がある。なぜなら、現在の世界では、発展途上国の影響が日増しに拡大しているものの、安保理の中ではこうした変化が十分に表れていないからである。

第三に、安保理改革は重要な問題であり、各方面が共通の認識に達する必要がある。ご存知のとおり、国連のアナン事務総長は有識者によるハイレベル委員会を任命しており、中国の銭其?元副総理も求めに応じて委員会に参加している。この委員会は年内にアナン事務総長に正式な報告書を提出するため、急ぎ作業を進めているところである。われわれは委員会が安保理の改革について、戦略的な思考と改革の方向性を打ち出すことを期待している。日本については、次のような原則的立場を表明できるだろう。つまり、日本が国際事務の中でさらなる役割を果たしたいという願望を、われわれは理解している、ということである。