2004 No.38
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>> 経済

 

陳清泰氏、「中国企業は
世界レベルを目指すべきだ」と語る

国務院発展研究センターの陳清泰党グループ書記は9月5日に開幕した「2004年度中国企業ベスト500発表会」の席上で、現在の中国は、大手企業の育成に良い環境を整えているので、中国企業は機を逸さず、資源を統合し、たえず自身の国際競争力を高めていくべきだと述べ、さらに、「中国の経済水準は、まだまだ先進諸国に遠く及ばないが、経済総量はすでに一定のレベルに達し、世界大手企業を創出する経済基盤はできあがっているという認識を示した。

昨年、中国の1人当たりGDPが1000ドルを超え、逐次生活レベルの向上を目指す新たな時期に突入している。陳氏は、中国経済の発展と中国企業の成長に有利な環境として、以下の5つの点を列挙した。

1.13億人口がさまざまな消費層を形成し、巨大な市場需要を創出している。

2.中国は工業化中期に入り、産業構造は大いに調整され、グレードアップし、投資規模が拡大され、生産需給が活発になっている。

3.中国経済は国際的分業に深く参与し、産業の配置能力はたえず向上し、労働力資源はその強みをいっそう発揮した。

4.民間経済の発展はすばらしい時期に入っており、重要な分野に進出する能力を備えるようになった。

5.都市化プロセスの加速は巨大な市場を作り出している。

陳清泰氏は、経済のグローバル化の背景の下で、中国の成長に有利な条件は、中国企業が独占できるものではない。近年来、多国籍企業が急いで中国市場に進出する目的は、先を争って中国発展の強みを利用するためである。中国企業はどのようにこれらの有利な条件を最大限に利用するかという問題を考える必要があり、急いで改革を加速し、構造を調整し、より多くの発展をはかるチャンスを捉えることに努めなければならないと指摘した。