胡錦涛国家主席、河野洋平議長と会見

胡錦涛国家主席は9月22日北京で日本衆議院の河野洋平議長と会見した際、「如何にして中日関係の健全的かつ安定した発展を深く推進するかは、中日双方が直面する重大な課題だ」と強調した。

胡錦涛国家主席はその際、「我々は、世世代代中日友好事業を守り、受け継ぎ、開拓する必要がある。中国政府は、中日関係を大変重視しており、終始一貫戦略的な見地と世代友好の角度から中日関係の発展を認識し、これを積極的に推進している。中日双方が『歴史を鏡とし、未来に目を向ける』ことを堅持し、『中日共同声明』など3つの政治文書の原則と精神にのっとって、長い目で物事を見、大局を重んじ、交流を深め、協力を拡大してはじめて中日関係の健全的かつ安定した発展を実現し、中日善隣友好協力の麗しい未来を共に築き上げることができる」と述べた。

河野洋平議長は、「日中国交正常化が実現してから32年来、両国は様々な困難を絶えず克服し、経済や文化など諸分野の協力で長足の発展を遂げた。当面、両国は政治関係の中に存在している問題をできるだけ早く解決し、協力を強化し、共にアジアや世界の平和、安定、発展に努めるべきである。このため、日中両国は対話と協調を強化し、理解を増進し、共同でチャレンジに対処し、友好協力関係の安定した発展を促進すべきだ」との見解を表明した。