2004 No.40
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>>中日交流


王毅駐日大使、松山バレエ団の
清水正夫氏と会見

着任して間もない中国の王毅駐日大使は9月22日、東京・南青山の松山バレエ団を訪れ、中国人民の古い友人である清水正夫同バレエ団名誉団長と会った。

中日両国の国旗が掲げられた稽古場で歓迎式が行われ、清水氏が次のような歓迎の言葉を述べた。

「周恩来総理ら中国の古い世代の指導者と中国人民が、長年にわたって松山バレエ団を配慮していただき支えてくださったことを、私は永遠に忘れない。日中国交回復前の1955年、松山バレエ団は周総理からお贈りいただいた映画『白毛女』を基にバレエ「白毛女」の創作、上演に成功した。また周総理はこの年の国慶節レセプションに、白毛女を演じた松山樹子(同バレエ団名誉芸術監督)をお招きくださった。松山バレエ団は1958年、周総理の招待でバレエ『白毛女』中国公演を行い、毛沢東主席、周総理ら古い世代の指導者に何度もお目にかかることができた。さらに忘れられないのは、私が以前、病に伏せていた時、唐家セン国務委員がお気を掛けてくださり、薬をお送りくださったことだ。中国がなければ私の今日もなく、また松山バレエ団の今日もない。日中関係がどう変わろうとも、私と松山バレエ団の団員全員はこれまでと少しも変わらず日中友好と日中文化交流に力を尽くしていきたい。

これに対し王大使は、松山バレエ団が清水名誉団長と夫人の松山名誉芸術監督の下で、長年にわたって中日友好に積極的に貢献してきたことを高く評価し「清水先生と松山バレエ団は、中国人民の真の友人であり、中日民間友好の象徴であり、両国文化交流の旗印だ。われわれは、日本国民も中国人民と同じように中日友好を望んでいると堅く信じている。これは歴史の流れであり、また中日両国唯一の正しい選択なのだ」と語った。

松山バレエ団は1948年に創立された。1958年の第1回中国公演から2003年まですでに12回の中国公演を行っている。清水氏は中日友好の使者として、中国との半世紀に近い交流において100回以上も訪中している。その経歴は中日関係発展の道のりを体現し、新中国の歴代指導者と共に中日関係と中日文化交流に心血を注ぎ、努力を払ってきた。特筆すべきなのは、中日関係が順調な発展の時と困難に遭遇した時に関わらず、清水氏と松山バレエ団は他の中日民間友好を志す日本の友人たちと共に、中日友好の信念を堅持し、両国人民の友好促進のために私心を捨てて黙々と努力してきたことである。