2004 No.40
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王毅駐日大使、在日中国人のサポートを強化

中国の駐日本大使に着任した王毅氏は9月25日、東京華僑総会が開催した中国建国55周年祝賀会に出席した。王大使は、「大使館は華僑の家であり、在外中国人と祖国を結ぶきずなや架け橋である。大使館への頻繁な訪問を歓迎する」と表明し、また、日本に住む中国系住民の利益にかかわる問題について、在日中国大使館が次の3つの事業を進める方針を明らかにした。

(1)華僑社会団体の存続と発展を支持する。中国人学校の学生を年内に大使館見学に招待し、大使館の若手職員らとの交流を図り、華僑社会団体と協力して中国系住民の青年交流会や見学・学習のための一時帰国活動を行う。

(2)華僑社会団体の活性化を図り、新旧の中国系住民による団結を促進する。このため、「新春親睦会」や「新旧中国系住民の指導者による花見会」を開催するほか、日本華僑華人連合総会や日本新華僑華人会による「第2回卓球・テニス・ゴルフ大会」などのイベント開催を支援する。

(3)大使館の領事業務のサービスの質を向上させる。パスポートやビザなどの手続きの簡素化、手続き環境の改善を進める。

王大使によると、在日中国大使館は今後、中国系住民の利益をさらに守るため、次の面で引き続き努力する。

(1)中国の関連部門が日本が中国人学校を正規の教育機関として承認するよう促すとともに、中国人学校の日本における法的地位の問題についても最終的な解決を目指す。

(2)中国系住民による中国での投資・ビジネスなどのパイプ役となる。

(3)日本の各種中国語教育機関のイベント開催を支援し、可能な範囲内で経費などの援助も行う。

(4)中国の関連部門に、帰国子女の中国での進学問題をできる限り早期に解決するよう要請する。

(5)日本の取り締まり部門との情報交換を強化し、在日中国人による犯罪の取り締まりを強化し、中国人の良いイメージを作り上げる。

(6)中国系住民の香港訪問に関するビザ免除措置について、香港特別区政府による問題解決を促す。