2004 No.40
(0927 -1003)

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 経済

 

竜永図氏、「日中韓3国はFTA設立のプロセスを加速すべきだ」と語る

「第2回東アジアビジネスフォーラム」が9月21日、江蘇省無錫市で開幕した。中国の8都市、日本の10都市、韓国の5都市の政府高官および企業代表がそれに出席し、東アジア地域の経済発展の焦点であるFTA締結などの問題について熱気にあふれる議論を繰り広げた。

博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの秘書長である龍永図氏は、日中韓3国による経済協力の重要性を強調し、東アジア経済の一体化が世界経済の発展に対し重要な役割を果たすと説明し、3国間のFTA(自由貿易協定)の実現に向けて準備を加速すべきだと提言した。

中国商務部の傅自応部長補佐は、「中国、日本、韓国経済活力の高まりは東アジア地域では有数のものである。2003年、3国のGDPと市場規模は6兆6000万ドルを突破した。アジア地域の経済ひいては世界の経済にも大きな経済的効益をもたらしている。また、地理的関係から、産業、市場需要構造にも共通点が多く、協力関係樹立の基礎がすでにできあがっている」と言明した。

また、傅部長補佐は、「今年は、日中国交正常化32周年、中韓国交樹立12年にあたり、経済面での提携関係の構築が注視されている。2003年、日本と韓国はそれぞれ中国の一番目と四番目の貿易協力パートナーとなった。1990年代から3カ国の経済が発達している都市間の貿易、資金、技術、人材資源など幅広い分野の交流と協力が日ましに緊密になっている」と語った。