2004 No.40
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中国の都市商業銀行の不良債権率は12%以上

中国銀行業監督管理委員会の唐双寧副主任は、今年6月末現在、全国の都市商業銀行の不良債権総額は1049億元に達し、比率は12.36%に上ることを明らかにした。

中国の都市商業銀行は、基本的な営業エリアが特定の都市に限られている銀行で、日本の地方銀行に近い金融機関である。中国が採用している債権区分の5段階評価では、「不良債権」に相当する金額が全国で合計1192億元に達し、不良債権比率は14.08%である。

資産総額は1兆5278億元で、そのうち貸付金は8488億元である。負債総額は1兆4750億元で、そのうち預金は1兆2272億元である。純資産額は528億元に達している。
 1−6月間の銀行の純利益は48億元である。6月末現在の資本充足率は平均6.79%で、預金比率は69.16%、流動性比率は48.63%、準備金比率は10.15%であった。
 中国の都市商業銀行は1995年9月に国務院の認可を経て運営を始めたもので、今年6月末現在、全国で112行が開業している。