2004 No.40
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李部長、中国の発展は他者への
妨害・脅威にならないと語る

李肇星外交部部長は9月27日、第59回国連総会の一般演説で、「平和、発展、協力は、時代発展の必然的な要求である。平和は必要であるが戦争は不要であり、発展は必要であるが貧困は不要であり、協力は必要であるが対立は不要である。これは世界各国の人々の強い声となっている」と指摘し、次のように述べた。

中国は世界の平和を守り、共同の発展を促進し、国際協力を推進する確固たるパワーである。半世紀以上にわたる困難に満ちた努力、特に20年余りにわたる改革・開放を経て、中国はすでにいくらかゆとりのある社会を全面的に建設するという新しい発展段階に入った。しかし、中国は依然として発展途上国であり、人口が多く、基盤が弱く、自国の発展の道が依然として長く困難に満ちている。中国は、いつもの通り発展を執政と国家振興の第一の任務に位置付けている。中国が自国の問題を適切に処理する自体は、人類の平和と発展に対する重要な貢献となる。中国の発展は、いかなる人をも妨害せず、いかなる人にも脅威を与えない。中国が進むのは平和発展の道であり、平和かつ安定した国際環境の獲得を自国の発展に結びつけ、自国の発展に頼って世界の平和と進歩を促進する。

中国は、平和、発展、協力を主張し、協力で平和をはかり、協力で発展を促進し、国際関係の民主化と発展パターンの多様化を促進し、世界文明の多様性を保護し、新しい安全観を提唱し、公正かつ合理的な国際新秩序の構築を促進することを主張する。

中国は、あくまで独立自主の平和外交政策を実行し、平和共存五原則を順守し、すべての国と平等互恵の友好協力を展開する。

中国は中国と主要大国との関係の安定した発展を積極的に促進し、「隣によいことをし、隣を仲よくつき合う」方針を堅持し、二国間の友好強化と地域協力の強化を結び付け、発展途上国との団結と協力を強化し、国際問題の上では発展途上国の正義の要求と合理的主張を支持し、政治、経済、社会、軍縮、軍備抑制など多くの領域で建設的な役割を果たし、「国連憲章」の主旨と原則および公認された国際準則を保護し、各国の共通の利益にかなう共通認識を支持する。

台湾問題については、国際社会が現在の台湾海峡における情勢の複雑さと敏感さを十分に認識し、台湾当局による中国分裂活動が台湾海峡の安定とアジア太平洋地域の平和に重大な危害をもたらすことをはっきりと認識し、引き続き中国政府が国の平和的統一を実現するために払うあらゆる努力を支持し、「台湾独立」の分裂活動を共に抑制して、台湾海峡の安定と世界平和を促進するよう望む。