2004 No.42
(1011 -1017)

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>> 経済

 

綿花32%増産、世界的な価格安定で中国に有利

国家統計局発表のデータによると、今年の綿花生産は世界的に順調で、中国の今年の年間生産量は前年比32.3%増の642万3000トンに達する。また、中国の今年末現在の綿花在庫量は前年同期比18.4%増の161万トンになる見込みである。

国家統計局の分析によれば、ここ2年らい、綿花供給が不足し、価格が上昇した結果、世界的に栽培面積が大幅に増加し、増産の幅が市場の予測を上回り、生産量は過去最高に達するという。

綿花生産量の大幅増加で、今年の綿花在庫は世界的に上昇している。世界全体の在庫量は871万6000トン、前年と比べて同期19.8%増の143万9000トン増える。今年末の在庫量は今年の年間生産量の37.3%と消費量の39.7%を占める見込みである。

このほか、今年、中国の綿花栽培面積が拡大され、増産の傾向が顕在化し、供給が安定し、綿花の輸入が減少する。これも世界の綿花貿易に影響を与えるものと見られる。

国家統計局によると、今年の世界の綿花栽培が順調であり、綿花の増産が市場の予測を上回り、供給が安定し、在庫が増加し、価格が安定して下落するものと予想されている。そのため、輸入に頼って国内のニーズを満たす中国にとっては、有利な環境が創出されることになる。