2004 No.42
(1011 -1017)

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中国企業、知的所有権侵害でソニーを告訴

深セン市朗科科技有限公司がソニー電子(無錫)有限公司を訴える裁判の第1審がこのほど開廷した。これは知的所有権をめぐって中国企業が海外企業を訴えた初めてのケースである。

朗科公司は、ソニー電子(無錫)を同社のフラッシュディスクのデータ処理システムに関する特許を侵害したという理由で、販売の停止を求めると同時に1000万元の賠償を求めている。問題の特許については同社は2002年9月に華旗公司との間でも同様の訴訟を起こしたことがある。

ソニー電子(無錫)公司の技術部門は「電池製造はしていたが、フラッシュディスクは生産しておらず、また同社のサイトでも、フラッシュディスクの製造には触れていない」と主張している。

訴状によると、第一被告はソニーではなく、深セン市深昇資訊科技有限公司である。これまでに起こした知的所有権に関する訴訟のほとんどは海外企業が中国企業を訴えるというものばかりであるため、今回の裁判の行方に注目が集まっている。