胡錦涛主席、アナン事務総長と会見

胡錦涛主席は10月12日、国連のアナン事務総長と北京の人民大会堂で会見した。国連改革について、胡主席は次のように述べた。

国連は最も代表性が大きく、最も権威のある政府間国際組織であり、多角主義の実践と国際協力の強化の重要な舞台である。新しい情勢の下で、国連への国際社会の期待は下がっておらず、一層高まっている。平和と発展に関わる重大問題について、各国は力強い国連を必要としている。「国連憲章」は国際関係の行動指針である。多角主義を実践し、国際協力を強化するには、「国連憲章」の趣旨と原則を守らなければならない。中国は従来通り、国連を中心とする多角的国際構造の強化に尽力し、国連改革を支持し、国連と国連事務総長が国際問題の上で重要な役割を発揮するのを支持する。

アナン事務総長は次のように述べた。

国際問題に対する中国の役割と影響は日増しに高まっており、中国は世界の平和と発展を守る重要な存在である。国連の提起したミレニアム発展目標を実現する面で、中国政府はプラスの成果をあげた。国連改革の目的は、国連が各種の脅威と試練により適切に対処できるようにすることであり、中国を含む幅広い加盟国が引き続き力強く支持することが必要である。