中国の中小企業、中国企業
総数の99.6％を占める

「第１回中国中小企業博覧会」が10月18日広州市で開幕した。同博覧会は中小企業の海外展開に向けた重要なステップとなることが期待されている。近年来、中小企業が中国経済の急速な発展の中でますます重要な役割を果たしており、既に国民経済の成長を支える主な勢力となっている。

中国の工商行政管理部門の統計によると、2003年の中国全土の中小企業数は360万社を突破し、個人経営者も2700万余人となり、中国企業総数の99.6％を占めている。中国の特許発明の中で中小企業が65％を占めており、そのうち技術開発が75％、新製品開発が80％以上を占めている。中小企業が製造した商品と提供するサービスは、全国のＧＤＰの56％前後を占めている。

中小企業は、中国の都市部の就業問題解決にも役立っている。都市部では、75％の勤労者が中小企業に従事しているほか、1978年の改革・開放以来、農民のために2億3000人の雇用機会を創出した。

2003年、中国の非公有制経済はＧＤＰ全体の約3分の2を占め、中小企業は非公有制経済企業の98％を占め、納税額は全体の46％を占めた。

中国政府は2003年、中国全土に中小企業に貸付を提供する金融機関を1000社余り設立し、投融資環境の整備を加速的に整備した。これまでに中小企業に提供した融資は累計287億元に達した。