2004 No.43
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呉邦国委員長、朝鮮の金永南委員長と会談

全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は10月18日午後、朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長と北京の人民大会堂で会談した。

呉委員長は、「中朝関係発展の過程はわれわれに四つの重要な啓発を与えてくれた」と述べ、次の4点を挙げた。

(1)平和共存五原則を基礎として、相互に尊重し合い、平等に接しあう。

(2)ハイレベルの交流を保ち、その都度互いに関心を持つ重要な問題について意見を交換し、両国関係の政治的基礎を固める。

(3)互恵協力を強化し、共同発展を模索し、両国と両国人民に幸福をもたらすようにする。

(4)国際問題や地域問題をめぐる協調と協力を保ち、平和・安定・友好という外部環境の実現を目指す。新たな状況の中で、朝鮮と共に努力し、中朝の友好協力関係がさらに着実に前へと発展するよう推進していきたい。

金委員長は、「新たな状況の中で、朝鮮は中国と共同で努力し、両国のハイレベルの往来と経済貿易分野における互恵協力をさらに強化し、朝中友好協力をさらに高い水準に押し上げていく」と述べた。

双方はさらに、自国の状況について説明し合い、朝鮮半島核問題について意見を交換した。呉委員長は、「朝鮮半島核問題の和平交渉の流れを保ち、実質的問題の解決を推し進めることは、国際社会に共通する希望である。和平交渉の過程は現在困難にぶつかっているが、各国が忍耐心を保ち、誠意を持ち、柔軟性を示しさえすれば、これらの困難は克服できると信じる。和平交渉の過程は継続可能であり、また、継続するしかない」と述べた。

金委員長は、「朝鮮半島の情勢は現在、依然として錯綜して複雑だが、朝鮮は引き続き対話を通じて核問題の平和的解決の模索に努力する」と述べた。
呉委員長はまた、中国政府の朝鮮政府に対する無償援助の決定を金委員長に伝えた。