経済学者、中国の通貨政策の安定を支持
ノーベル賞を受賞した経済学者マンデル氏が10月30日中国で、「中国は現在通貨政策の安定を維持する必要があり、特に人民元とドルの固定為替レートを維持しなければならない」と表明した。
マンデル氏は、「現在人民元が切り上げられれば、その自由な両替期間を延長させ、外資の導入が減り、経済成長率が下がるだろう。そのほか、通貨政策の不安定によって、投資者が人民元に対する信頼がなくなるに違いない。中国の固定為替レートは中国経済の発展に対し積極的な役割を果たしている。人民元の安定を保持することは、中国経済の安定的な発展を維持する最善の選択だ」と述べた。
マンデル氏はまた、「中国政府が現在実施しているマクロ調整は来年の中国経済の発展にも引き続き影響を及ぼすだろう。中国の今年の経済成長率は9%を超え、来年は8%から9%に達するだろう」と予測している。
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