2004 No.47
(1115 -1121)

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中国、世界第3位の貿易大国に躍進

中国商務部は11月12日、2004年の中国の貿易総額が前年比約30%増の1兆1000億ドルに達するという報告を発表した。中国は日本を抜き、アメリカ、ドイツに次ぐ世界第3位の貿易大国となる可能性が高いという。

同報告によると、今年、中国と世界主要市場との貿易が全面的に成長したほか、中国の主要貿易相手の順位に交替があり、東欧へ拡大したEUが初めて1位に躍進し、アメリカが第2位になった。一方、最大の輸出市場であるアメリカと最大の輸入相手である日本の順位は変わっていない。

また中国の2004年の貿易収支は約100億ドルの黒字になる見込みである。貿易総額と輸出額はともに順位を1つ上げ、世界3位の貿易国に躍進すると見られている。輸入は引き続き世界第3位を維持する見込みである。

商務部発表のデータによると、今年1〜10月の機械・電子製品の貿易額は初めて5000億ドルを突破し、前年同期比39.5%増の5006億ドルに達した。同分野の貿易黒字も前年同期より拡大し、70億6千万ドルに上昇し、貿易全体の黒字額の64%に達した。機械・電子製品の輸出の伸び率は輸出全体より7.9ポイント上回り、輸出額は輸出全体の54%以上を占めた。

2005年は世界経済に不確定要素が多いほか、貿易摩擦も予想されるため、中国の貿易額は15%程度の伸びにとどまると予測している。