中国、今後6年内に小型衛星11基を打ち上げ
中国は今後6年内に、次世代の地球観測衛星を開発し、気象・資源・海洋衛星システムを段階的に改良するとともに、小型衛星11基を打ち上げて衛星コンステレーションを構築し、重大な自然災害や環境変化に対するモニタリング・警報システムを実現する計画である。これは11月16日に北京で開催された第18回地球観測衛星委員会(CEOS)本会合で、国家航天局の孫来燕局長が明らかにしたものである。
CEOSの年次議長を務める科学技術部の徐冠華部長によると、中国は1970年4月24日に最初の人工衛星を打ち上げて以来、これまでに国産衛星66基と宇宙船5機を打ち上げ、気象・資源・海洋・環境衛星、小型地球観測衛星、有人宇宙船などによる地球観測システムの構築を進めている。宇宙発展計画の今後20年間の重点は、長期安定運用が可能な地球観測衛星システムの構築と、中国とその周辺地域、さらには全地球の陸地・大気・海洋に対する3次元動態観測の実現である。
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