2004 No.48
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>>中日交流


胡錦涛主席、小泉純一郎首相と会見

胡錦涛国家主席は現地時間11月21日夜、チリの首都サンチアゴで小泉純一郎首相と会見した。

会見の際、胡錦涛主席は中日両国関係の健全かつ安定した発展の実現のための指針的見解として、中日間の三つの政治的文書の原則を厳しく遵守すること、「歴史を鏡とし、未来に目を向ける」という精神を堅持すること、地域問題と国際事務で協調と協力を強化すること、両国の文化、教育及び青少年交流をより緊密にすること、両国の共同の必要に基づき、エネルギー、環境保全など分野での協力を強化することなどを打ち出した。

胡錦涛主席はまた、「中日関係を発展させるには歴史問題を避けることができない。現在、両国政治関係がこう着状態にある理由は、日本の指導者による靖国神社参拝の問題にある。日本側は被害国の人民の感情を配慮し、中日友好という大局を考慮し、この問題を適切に処理すべきである」と強調した。

胡錦涛主席はまた、日本政府は、これまで一つの中国の政策を堅持し、台湾独立を支持しないという態度を再三表明してきたことに賞賛の意を示した。

一方、小泉首相は、「中国の発展は脅威ではなく、チャンスである。この事実はすでに益々多くの人に受け入られている。中国は今後も発展し続けてほしい。このことは、日本にとっても、世界にとってもプラスである」と述べた。このほか、小泉首相はまた、「歴史を鏡とすることを重視している。歴史の誤りに対して反省を行い、その中から両国関係の発展を考慮しなくてはならない。靖国神社参拝問題をめぐり、中国側の立場を十分理解した」との考えを示し、一つの中国の政策を遂行し、台湾独立を支持しないとの日本政府の態度を改めて表明した。