胡錦涛国家主席、ブッシュ米大統領と会見
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のためチリ訪問中の胡錦涛国家主席は11月20日、同国の首都サンチアゴでブッシュ米大統領と会見した。
会見の際、胡国家主席は中米関係について、「4年来、中米の建設的な協力関係はプラスの進展をとげた。事実が十分に物語っているように、中米両国には幅広い共通の利益があり、多くの分野で互恵協力を行って、中米両国や世界各国の人々に幸福をもたらすことが完全に可能だ」と述べた。
胡国家主席はさらに、「今後4年、中米関係の発展は重要な時期を迎える」と指摘し、中米の建設的な協力関係の内容を充実させ、両国の関係を安定して発展させるため、双方は次の面で協力すべきだとした。
(一)中米のハイレベル交流の積極性を維持する。
(二)両国の戦略対話を強化する。
(三)中米商業貿易合同委員会、中米経済合同委員会、科学技術合同委員会の役割を十分に発揮し、両国の経済貿易、金融、科学技術協力のさらに健全な発展の推進に努める。
(四)引き続き双方向、互恵の原則に基づいて、反テロやテロ取り締まり、衛生、環境保護の分野における交流と協力を強化する。朝鮮半島の核問題、イラク再建問題、その他の国際的、地域的な問題について緊密な話し合いと協調を続ける。
これに対しブッシュ大統領は「米中関係は、米国にとって最も重要な二国間関係の一つだ。中国は発展をつづける偉大な国であり、安定と貿易、商業発展の源泉だ。米国は、過去の4年間を基礎として、中国との協力を強化し、両国関係の継続的発展を推進するとともに、国際的、地域的な重要問題をめぐる両国の話し合いと協調を強化し、世界をよりよくしていきたい」と表明した。
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