2004 No.50
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中日韓が北東アジアの
環境保護作業部会を設置

中日韓3カ国の環境相会合が12月4、5の両日東京で開かれ、3カ国は北東アジアの環境保護対策を研究する新たな作業部会を設置することなどで合意した。

3カ国の環境相は「京都議定書」の重要性を確認するとともに、地球温暖化の防止、温室効果ガスの排出削減、各国の措置と国際協力の強化などについて共通認識を得た。また、東アジアでの酸性雨の監視活動を推進し、北東アジアの複数の国に影響する広域の大気汚染の研究を積極的に展開することで意見が一致した。黄砂問題については、監視ネットワークの構築と情報の共有で合意し、循環型社会の実現についても意見が交わされた。中国の解振華・国家環境保護総局長が提案した中国でのシンポジウム開催についても、日韓両国の同意が得られた。

会合後の記者会見で解局長は「中国は現在、産業構造の調整とエネルギー利用効率の向上に取り組むとともに、太陽熱発電・風力発電・バイオ発電などを積極的に推進している。これらはいずれも、温室効果ガスの排出削減にプラスとなる」と強調し、「中国政府は一貫して、国内での対策に力を入れるとともに、国際協力にも積極的である」と述べ、温室効果ガスの削減にプラスとなるプロジェクトであれば、すべて支持すると述べた。