2004 No.50
(1206 -1212)

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>> 経済

 

「春節」期間、中国の自動車
価格がさらに下がると予測

生産過剰や在庫量の増大などが原因で、低価格競争の状態にあり、販売台数がメーカーの予想に反し低迷していた自動車市場では、「春節(旧正月)」前後に再度の値下げがあるという見方が強まっている。

中国に現在、自動車メーカーは100社以上、販売会社は2万社以上ある。国家情報センター情報資源開発部の徐長明主任は、自動車業界で生産過剰の状態が続いていることに加えて、販売会社間の販売競争が競合他社間だけでなく同メーカー系列間にまで広がっていることから、再度の大規模な価格競争があると見ている。

徐主任は、2004年内には大幅な値下げはないと見るものの、「春節」前後は例年通りに在庫調整などで価格引き下げが行われると予測した。各都市で車種につき、3000−5000元前後、最大で1万元近く価格が引き下げられると見ている。

このまま価格競争が続けば、自動車市場で価格崩壊が引き起こされることが懸念される。同センター産業経済部研究室の楊建龍主任は、今後の市場動向について、国産車と輸入車の価格差が5%前後にまで縮まったときが本当の意味での国内市場価格が安定するときになるという見解を示している。