2004 No.50
(1206 -1212)

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>> 経済

 

北京、外貨建て不動産
ローンが銀行の収益源に

北京の不動産市場で米ドル、香港ドルなどの外貨建てによる販売が行われており、一部の銀行でもこれに対応し外貨建てローン業務を展開しているが、すでに主要な収益源になるほどの成長をみせている。

現在、外貨建て不動産ローンを取り扱っている銀行は東亜銀行、HSBC、南洋商業銀行の3行で、いずれも外資系銀行である。各行は個人向けの不動産ローン業務で合計4000万元以上の営業収入を上げている。こうした外貨建てローンは主に中国にいる外国人などに利用されている。

このうち外貨建て不動産ローンで北京市場の60%をシェアする東亜銀行は、2003年から同業務を開始し、現在、その規模は2003年の倍に拡大され、貸付残高はすでに20億香港ドルに達している。南洋商業銀行は同業務を始めて間もないが、すでに有力な収益源としての成果を上げている。

HSBCは、外資系銀行の中で最も早く中国で外貨建て不動産ローンを始めた銀行である。同行の業務に占める同業務の規模は全体の16%しか占めていないにもかかわらず、収益の大部分を支えているという。