日本製など外国製漢方薬の
中国国内シェアが20%に
陝西省安康市でこのほど開かれた中国「秦巴薬業」漢方薬現代化フォーラムに出席した専門家の紹介によれば、
日本の漢方薬メーカーが中国の「六神丸」の調剤法と地元の漢方薬原料を使って作った薬「救心丹」が「外国製漢方薬」として中国で多く売れており、中国での売上高が昨年1億ドルに達した。
陝西省科学院の研究によると、「外国製漢方薬」は現在、中国国内シェア20%を占め、この比率はさらに拡大する勢いだという。
陝西省中薬材協会の国内外市場を分析した予測によると、中国が毎年、日本、韓国、東南アジア、西欧などから輸入している「外国製漢方薬」の価格は数億ドルに達しているという。
ここ数年来「外国製漢方薬」は次々と中国国内で漢方薬の特許を取り、中国の漢方薬原料を加工することによって「外国製漢方薬」ブランドで中国国内市場を進出している。国家知的所有権局の関係者によると、中国が外国で申請した漢方薬特許は3000件以上だが、外国は中国で申請した漢方薬特許は1万件以上にのぼり、その上、外国の特許が中国の医薬品のハイテク分野の80%以上を占めている。
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