外交部、EU対中兵器禁輸の解除を期待

章啓月外交部スポークスマンは12月2日の記者会見で、ドイツのシュレーダー首相による訪中に合わせ、欧州連合（EU）による対中兵器禁輸措置の解除に期待をかけていると表明した。記者との一問一答は次のとおり。

――温家宝総理が間もなくオランダを訪問するほか、ドイツのシュレーダー首相も中国を訪問する。中国は欧州連合（EU）による兵器禁輸措置の解除問題で、シュレーダー首相の訪中にどんな期待をいだいているか。

ドイツのシュレーダー首相が来週、中国を実務訪問する。会談や会見で、双方は中国・EU関係のいくつかの問題について意見交換する。私は会談でEU側に対中兵器禁輸措置の早期解除を求めると思う。われわれの認識では、この問題の完全な解決の時期がすでに来たと考えている。この問題の存在はEU加盟国の大多数が望んでおらず、また中国・EUの包括的戦略パートナーシップの発展にもふさわしくないものだ。問題の早期解決は、中国・EU関係の一層の発展に寄与するとともに、双方の平等互恵に基づく各分野での協力展開に寄与する。