2004 No.50
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>>記者会見

 

中欧指導者、記者と共同会見

オランダのハーグで行われた第7回中国・EU首脳会談に出席した中国の温家宝総理とEUの指導者は12月8日、共同記者会見を行い、EUの対中兵器輸出禁止問題や台湾問題などについて記者の質問に答えた。

EUの対中兵器輸出禁止について、温家宝総理はEUが今回の会議で出した積極的なメッセージを高く評価し、「まず、兵器輸出禁止は冷戦時代のもので、既に現在の時代には合わなくなっていると共に、中国とEUのパートナーシップにもふさわしくない。次に、対中兵器輸出禁止の解除は決して中国が欧州から大量に兵器を購入することを意味せず、EUが政治面で中国に対する差別を取り消すことを意味している。第三に、兵器輸出禁止の解除は平等と相互の利益に基づいて行われるもので、中国とEUにプラスとなると共に、他の国や地域に影響を与えるものではない」と述べた。

EU議長国であるオランダのバルケネンデ首相は、「EUは今回の首脳会議を通じて、中国にEUが対中兵器輸入禁止の解除に力を入れる意向があること、同時にEUの兵器輸出抑制項目も調整する必要があることを表明した」と述べた。

台湾問題について、バルケネンデ首相は「EUは、一つの中国を堅持する立場は変わらないと再び表明すると共に、台湾問題の平和的解決の可能性についても中国と討議した。EUは中国の海峡両岸が接触するのを希望する。EUは中国の台湾問題に対する立場を理解する」と述べた。