2004 No.50
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温総理、「兵器禁輸解除
要求は差別への反対」と表明

温家宝国務院総理は12月6日夜、中国訪問中のシューレーダー独首相との会談後に行われた国内外共同記者会見で「中国が欧州連合(EU)に求めている対中兵器禁輸措置の解除は、中国が欧州諸国製の兵器をすぐ輸入しようとしているのではなく、中国への差別的待遇に反対してのことである。なぜなら、相互の尊重と信頼、平等互恵が中国・EU関係の基礎だからである」と語った。

温総理は、EUの対中兵器禁輸措置を解除するため積極的に努力しているドイツ政府や他の多くの欧州諸国政府に感謝の意を表すとともに「兵器禁輸は冷戦期の産物である。禁輸の継続維持は時代に合わないだけでなく、中国とEUが現在築いている包括的戦略パートナーシップにも合致しない」と述べ、また「EU諸国の指導者は自らの知恵で、勇気を奮ってこの問題を解決できると信じている」と語った。

シュレーダー首相は温総理との共同記者会見で「ドイツ国内では解禁について激しく論議がたたかわされている。私自身は解禁を主張しており、この立場は変わらない。解禁は、中国がEU諸国に兵器の提供を求めることを意味するのではなく、またドイツが今すぐにでも中国に兵器を輸出することを意味するものでもない」と述べた。