2004 No.50
(1206 -1212)

アドレス 
中国北京市
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北京週報日本語部
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「エコ五輪」の計画内容を発表

北京市が提唱する「エコ五輪」の計画によると、北京市は今後3年間に、都市部の環境を改善するために122億ドルを投資し、関連事業20項目を実施する予定である。これは国家林業局と北京市政府などが共催した、アジア・欧州の都市部の林業に関するシンポジウムで明らかになったものである。

事業の具体的な内容は次のとおり。

●2007年をめどに、市内の森林面積率を50%に高め、山岳部、平野部、都市部グリーンベルトの3部分からなる生態環境整備をほぼ完了させる。

●2007年をめどに、高木を中心とする大型緑地50カ所、計1万ヘクタール以上を整備する。北京の市街地では今年、約850ヘクタールの緑地が建設された。

●郊外の衛星都市や33の主立った鎮で緑化作業を進める。

●南東郊外や石景山区など環境汚染のひどい地域の企業対策を加速させ、全市の約200社の企業を他地域に移転させる。

●北京市街地や周辺衛星都市の生活ゴミのすべてに無害化処理を実施し、ゴミの分別収集率を50%に引き上げる。工業の有害廃棄物にもすべて安全処理を施す。

●五輪開催の2008年までに、市街地の大気中の二酸化硫黄、二酸化窒素、オゾンなどの濃度が世界保健機関(WHO)提唱の基準に適合するよう対策を進め、粉塵の濃度も先進国の大都市並みに抑えるようにする。