聯想移動、激安メガピクセルカメラ
付携帯をリリース

中国パソコン（ＰＣ）最大手の聯想グループの傘下企業である聯想移動が12月3日、メガピクセル携帯電話「Ｖ850」を2580元でリリースすると発表した。数日前に夏新電子が発表した2680元をさらに下回る破格商品として、市場の注目を浴びている。

中国国産のメガピクセル携帯電話の価格は、今年８月の情報産業部の「3500元前後だろう」という予測をすでに大幅に下回る水準で推移している。

聯想移動は、「この価格は同社、市場、消費者の三者にメリットがある」と説明した。さらに、「Ｖ850」以外にも、7500元の「ＥＴ960」、3600元相当の「Ｐ890」という２種類のメガピクセル携帯を発売した。

国内の携帯電話市場に、メガピクセル携帯が浸透していないことについては、「価格が高く、独特な機能に欠けていることが問題だ」と指摘した。つまり、「Ｖ850」リリースの狙いは低価格かつカラーメッセージサービスや高速パケット通信（ＧＰＲＳ）が可能など各種機能を兼ね備えた商品の発売を市場の「突破口」とすることにある。

一方、外資系メーカーは聯想の低価格戦略を静観し、「ターゲットが異なる」などと説明したほか、「夏新、聯想など国内の携帯電話メーカーが相次いで廉価な携帯を発売しているが、市場全体への影響は大きくない」としている。