2004 No.51
(1213 -1219)

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>>記者会見

 

外交部、日本の新防衛大綱
「中国脅威論」を批判

章啓月外交部スポークスマンは12月10日、日本の新「防衛計画大綱」がいわゆる「中国脅威論」を展開していることについて「事実的根拠もなく、きわめて無責任」と批判した。記者との一問一答は次のとおり。

――日本の新「防衛計画大綱」では、海外での軍事活動を含め、日本の軍事安全保障戦略が大幅に調整された。その中で、中国軍の近代化と海洋活動範囲の拡大について注意が必要だと言っている。中国はこれをどう論評するか。

われわれは、日本が軍事安全保障戦略を大幅に調整したことでもたらされる影響に強い関心をいだいている。歴史的経緯によって、日本の軍事安全保障分野における動向は一貫して非常に敏感な問題だった。日本側がアジア近隣諸国人民の関心を十分に考え、平和発展の道を引き続き歩み、軍事安全保障問題で慎重に事を進めることで同地域の平和と安定を守るのを希望する。

日本政府の文書では、いわゆる「中国脅威論」がおおっぴらに喧伝されているが、いかなる事実的根拠もなく、きわめて無責任なものだ。中国側はこれに強い不満を表明する。日本側が両国の相互信頼増進と両国関係の健全で安定した発展に寄与する行動を多く取ってほしいと望む。