中国、バヌアツ新体制に「関係発展を望む」

劉建超外交部スポークスマンは12月14日の記者会見で、記者の質問に次のように答えた。

――バヌアツ議会はボオール首相に対する不信任案を可決し、リニ副首相を後任として新内閣を組織することになった。中国側はこれをどう論評するか。

バヌアツでは11日に新体制が発足した。温家宝総理、黄菊副総理、李肇星外交部長はそれぞれ、リニ首相、キルマン副首相兼外相ら同国の指導者に祝電を送った。リニ首相は13日、温総理に書簡を送り、バヌアツ政府は「一つの中国」政策の遂行を堅持し、台湾当局といかなる政府間関係も樹立しないことを再び表明し、同国の指導者が11月3日に台湾と調印したすべての協定を破棄したことを改めて確認した。中国側はこれに称賛の意を表明した。

中国政府はバヌアツとの関係を強く重視している。国交樹立22年以来、双方の各分野での交流と協力が絶えず拡大され、相互理解と友情が絶えず深まっている。中国とバヌアツの友好協力関係の発展は両国人民の根本的利益に合致することを事実が証明している。