中国、日本政府の李登輝への
入国ビザ発給に強く抗議
外交部の武大偉副部長は12月22日、日本の阿南中国駐在大使を外交部に呼び、日本政府が台湾当局の前指導者李登輝氏に日本での活動に赴くための入国ビザを発給したことに強い不満を示し、これに強く抗議した。
武大偉副部長は、李登輝氏が日本に向かい活動を行なうことについての中国側の立場を表明した上で、「李登輝は、台湾島内における急進的な「台湾独立」勢力の総代表であり、国際上では完全に煩わしい出来ごとを作り出す人物である。日本政府が李登輝の日本への入国を許可したことは、"台湾独立"勢力を容認し支持したことになり、"台湾独立"勢力に誤ったシグナルを送り、中日関係に深刻な障害をもたらしたことになる。日本側はこれによって生まれるすべての結果に責任を持たなくてはならない」と指摘した。
これに対し、阿南大使は、この中国側の警告を本国政府に伝えると答えた上で、「日本政府は一つの中国の政策を堅持し、「台湾独立」を支持せず、李登輝氏の日本での如何なる政治活動をも許さない」と述べた。
「CRI」より2004/12/23
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