2004 No.52
(1220 -1226)

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胡主席、一国二制度の矛盾を
適切に処理すべきだと語る

澳門祖国復帰5周年記念大会と澳門特別行政区第2期政権就任式典が12月20日午前、澳門文化センターで行われた。出席した胡錦涛国家主席は、演説の中で次のように語った。

澳門の祖国返還から5年、中央政府は澳門特別行政区基本法に厳密に従って事を運び、特別行政区行政長官と政府の法に依る執政をしっかりと支持し、特別行政区の自治範囲内における問題には関与しなかった。澳門特別行政区は基本法の規定に基づいて「澳門人による澳門管理」を実行し、高度の自治を実行してきた。澳門の居住者はみな法によって広範な自由と民主の権利を享受し、これに相応する義務を履行している。澳門の従来の社会制度や経済制度に変化がなく、生活スタイルも変わっていない。文化の伝統と特色も変わっていない。今日の澳門では、社会が安定、調和し、経済が成長を保ち、市民は落ち着いて生活と労働を享受している。実践が証明するとおり、ケ小平氏の打ち出した「一国二制度」の方針は完全に正しいものである。

「一国二制度」は、創造的かつ斬新な事業であり、実践の中で矛盾に直面するのは避けがたい。現れた矛盾は正しく分析し、適切に処理する必要がある。重要なのは「一国二制度」方針の全面的かつ正しい理解と貫徹を堅持し、特別行政区基本法に基づいて物事を処理することを堅持し、法によって香港を管理し、法によって澳門を管理し、愛国者を主体とする「香港人による香港管理」「澳門人による澳門管理」を堅持し、「国を愛し香港を愛する」「国を愛し澳門を愛する」という旗印の下で最も広範な団結を実現する方針を堅持しなければならない。また、団結する人が多ければ多いほどよい。これはわれわれが香港と澳門の祖国復帰以降の実践の中で得た重要な結論だ。これらを実行できれば、香港と澳門の長期の繁栄と安定は適切に保障され、「一国二制度」の事業もより大きな成功を得られるだろう。