2004 No.09
(0223 -0227)

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>> 経済

 

中国の船舶輸出は57%増

中国商務部の関係筋によると、2003年の中国船舶輸出が史上初めて30億ドルの大台を突破した。

2003年、中国の造船業のほとんどの指標は過去最高の水準を記録した。年間の造船トン数は605万トンに達し、前年と比べて45%増加した。新規船舶受注トン数は1800万トンで、過去2年の合計トン数を越えた。船舶輸出総額は30億2200万ドルに達し、前年同期と比べて57.1%増えた。

2001年と2002年の船舶輸出総額はいずれも19億ドル程度にとどまっていたが、2003年は20億ドルどころか、30億ドルの壁も一気に越えた。中国の建造した船舶の70%が輸出され、現在までに91カ国と地域に輸出されている。

特に中国船舶の先進国に対する輸出比率が高く、60%以上に達している。輸出船舶の1隻当たりのトン数も十数万トンから30万トンクラスまで徐々に上昇している。高い技術力が必要とされるタンカーや大型コンテナ船などの受注も増えている。

中国では沿海部を中心に六大造船輸出基地が形成されている。上海市、江蘇省、大連市、広州市、福建省、山東省の六地域の船舶輸出はいずれも1億ドル以上に達している。国有企業を中心に、現在では外資系企業や民営企業なども伸び、韓国や日本を追い越すことを目標に、中国の造船業は急成長を遂げている。