2003 No.52
(22/12- 26/12)

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商務部、「中国−ASEAN自由貿易地域」
協議は順調

安民商務部副部長は12月17日、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の貿易について話し合う「中国―ASEAN貿易検討委員会(TNC)」が現在までに10回開催され、自由貿易地域創設についての協議が順調に行われたと述べた。

安副部長はさらに「今年に入ってから、重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響があったものの、中国とASEANは重慶などで2月、6月、7月にTNCを開催した。また、『原産地・サービス貿易作業グループ』を設立し、製品貿易・投資貿易について広範な意見交換を行った」と説明し、協議の進展が全体として順調であり、計画通りに交渉が成立する見込みであることを明らかにした。

安副部長はまた、「中国−ASEAN早期成果計画」が来年1月1日からスタートすることに触れて、ASEANとの協議が速く進んだため、予定通りに「中国−ASEAN自由貿易地域」を創設するように努めると表明し、「中国−ASEAN間の関税障壁はほとんど完全に撤廃され、自由貿易が実現するだろう」と述べ、さらに「中国−ASEAN間の経済・貿易関係が発展するにつれ経済面での相互依存が深まり、双方の求める互恵協力体制がすでに構築されつつある」と指摘し、ASEAN諸国との協力により、2005年には「中国−ASEAN貿易総額、1千億ドル突破」の目標を実現したいと強調した。