2004 No.08
(0216 -0220)

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外交部、MTCR加盟・兵器拡散防止への取り組み

章啓月外交部スポークスマンは2月12日の記者会見で、大量破壊兵器およびその運搬手段の拡散防止に対する中国政府の近年の取り組みについて、次のように説明した。

中国はここ数年来、原子力供給国グループ(NSG)と協議・交流を進め、核輸出規制の面でNSGに似た政策や手法を取ってきた。大量破壊兵器の拡散防止のための国際社会の努力を支持する重要なステップとして、NSGへの正式加盟もすでに申請している。

ミサイル関連技術輸出規制(MTCR)加盟国との密接な協議・交流をも推進し、MTCRの規則や関連規定を参考にして、ミサイル輸出規制に関する国内法を制定した。李肇星外交部長は昨年5月、「MTCR加盟国は原則的に、中国の加盟に関心を抱いている」と確認するMTCR議長の書簡を受け取った。これに対し、李部長は「加盟申請を積極的に考えたい」と明確に伝えた。パリでは現在、中国とMTCR加盟国の第1回会談が行われている。これらはすべて大量破壊兵器の拡散を防止するための努力であり、国際協力の強化を望む中国の姿勢を表すものである。

中国はまた、自国の輸出規制制度を強化するため、全面的な輸出規制関連法を公布し、輸出規制を法制化の軌道に乗せるなど、一連の具体的措置を講じてきた。今後もさらに有力な措置を講じるとともに、関連法規を確実に実行して、拡散防止政策の有効性を確かなものにしたい。