2004 No.08
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毒ガス弾原告団、日本政府は国際法に
違反と非難

旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器の爆発事故で後遺症などの被害を受けたとして、中国人被害者5人が損害賠償を求める訴訟の控訴審の第1回口頭弁論が2月12日、東京高裁で行われた。原告は「日本政府は国際法に反して化学兵器を製造・遺棄し、中国人民を傷つけた」と非難した。

原告代表の李国強さんが意見陳述し、「日本政府は国際法に背いて、旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器をこれまで処理・廃棄しなかった。そのため多くの中国人の幸せな生活が破壊された」と訴えた。

第1審を行った東京地裁は昨年5月、「日本政府が主権の及ばない中国での兵器回収は困難」という理由で、原告の訴えを退けた。これを受けて李さんを代表とする原告5人が控訴していた。