2004 No.08
(0216 -0220)

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留学経験者の帰国、2003年は2万人を突破

教育部が16日発表したところによると、2003年度の新規留学者数は11万7300人に達し、そのうち国費留学生は3002人、企業や事業所が派遣した留学生は5144人、私費留学生は10万9200人である。他方、帰国した留学経験者は2万100人で、単年度の帰国者数として初めて2万人を超えた。そのうち国費留学生は2638人、企業と機構の派遣した留学生は4292人、私費留学生は1万3200人である。

1978〜2003年の累計では、留学生は70万200人、帰国留学生は17万2800人に上る。留学生として出国した海外滞在者は52万7400人で、いまでも学習、共同研究、学術交流などを続けている人は35万6600人である。

中国の経済力の強化と国際的地位の向上に伴い、帰国して起業する留学経験者が増えている。教育部、科学技術部、人事部、外国専門家局がこれまで認可した「国家帰国留学生起業パーク」は全国で21カ所を数え、設立された企業は5000社、生産額は300億元を超える。教育部は2002年、公安部、外交部などと共同で、優秀な留学生を対象に出入国手続きを簡便化し、海外での長期滞在を認める実施規則を制定した。また、留学生の子女の入学手続き簡便化に関する措置も制定・実施されている。

これまで年間2、3000人だった国費留学生の定員は今年からちくじ拡大され、2007年は年間5000人に増員される予定である。教育部が昨年創設した「国家優秀私費留学生奨学金制度」は、米国・日本・英国・フランス・ドイツに留学している留学生を対象に、奨学生の選抜を試験的に実施している。