労働と社会保障部、出稼ぎ人口の
医療保険問題を解決

2月 18日に開催された全国医療保険工作座談会で、中国の医療保険加入者数が2003年末現在で1億895万人に達したことが明らかにされた。政府は引き続き保険加入者数の拡大に努め、年内に1億1550万人にまで増やしたい考えである。

労働と社会保障部の王東進副部長によると、今年の医療保険拡充政策の重点は（１）混合所有制企業・自営業者・私営企業など非公有制組織の従業員の保険加入を促進する（２）短期雇用者の保険加入人数の増加に引き続き努める（３）医療保険基金の財源のうち、経営難を抱える国有企業の従業員分や定年退職者分の問題の解決に尽力する（４）農村から都市への出稼ぎ人口の医療保障問題の解決策を検討する――の4点である。