中国、月探査事業第1期始動
孫来燕国家航天局副局長は2月13日、中国の月探査計画がすでに始動したと北京で発表した。第1期事業である月周回プロジェクト「嫦娥(じょうが)計画」の総投資額は14億元程度になるとみられる。
孫副局長はインタビューで、中国の月探査計画は「周回、着陸、帰還」の3段階に分けて進められ、いずれも無人探査となる予定であることを明らかにした。現在始動した第1期事業では、2007年まで月周回衛星を打ち上げ、月の表面の3次元映像を撮影する。表面に含まれる有用な元素の量や種類、分布のほか、土壌の厚さ、地球から月までの宇宙空間の環境などを調べる予定である。
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