李肇星外交部長、中日関係について語る
李肇星外交部長は12月23日午後、中国外交部のサイト「中国外交論壇」を通じてネット利用者と交流した。李部長は中日関係について、「中日関係はここ数年、全体から見て悪くない。一連の国際問題で協調や話し合いを進めており、特に朝鮮核問題の対話による平和的解決について、北京の6者協議に共に参加した。日本側も努力しており、これについてはプラスの評価をしている」と表明した。
また中日の経済・貿易協力について、「日本は中国最大の貿易相手国で、中国への投資が最も多い国の一つである。さらに指摘すべきなのは、中国人が重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行に見舞われた時期、日本が各国政府の中で最多の1500万ドルの援助を提供したことである」と述べた。
李部長は中日間の問題について次の2点を指摘した。
(1)台湾問題
中日国交正常化以後、日本政府は、中国の一部である台湾と公式の往来を持たないことで明確に合意している。このため、中国は日本側に、合意事項を真剣に実行するよう常に働きかけている。
(2)歴史問題
歴史問題は原則的な問題であり、歴史に正しく対処してこそ、不幸な歴史の繰り返しを避けられると考える。現在、日本の一部政治家は、歴史問題に対する正確な認識を欠き、中には戦犯を祭った神社に参拝するケースも見られる。これは中国人を傷つける行為であり、受け入れることはできない。
|