2004 No.01
(1229 -0102)

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 経済

 

 

中国の来年の経済成長率は8.5%、過熱はない

中国国務院発展研究センターマクロ経済研究部の張立郡氏は、今年順調な伸びをみせた中国経済はその勢いを持続しており、来年のGDP(国民総生産)成長率は8.5%に達するという予測を示すレポートを発表した。

張氏は同レポートの中で、今年の経済成長の特徴として、GDP成長率が8%以上という安定した状態を保ったほか、重化学工業の急成長、投資拡大による消費構造の変化などを挙げている。さらに対外貿易や通貨供給量や銀行貸付が大幅に増加したことなども例年になく顕著であったとしている。

張氏は、近年は内需拡大、経済構造の調整と改革の進行を基礎として、中国の経済はすでに長い低迷状態から抜け出したと強調し、市場を主導とし、消費の拡大と企業投資を軸にした新しい経済ステージへ突入していると述べた。

さらに、現在騒がれている経済「過熱」について、マクロ経済が健全な成長を続けているとして、この論調を否定した。しかし、今後は経済の波動による緊迫した供給不足、さらに融資体制と市場経済の間の大きな矛盾が起こる危険性もはらんでいることに警鐘を鳴らした。