胡主席、朝鮮、台湾問題などについて
米大統領と電話会談
胡錦涛国家主席は12月20日夜、ブッシュ米大統領と電話で会談し、中米関係発展について意見を交換した。
ブッシュ大統領は、イラクの現状に対する米側の見方を紹介し、中国側との緊密な連絡の保持を望む考えを示した。また朝鮮半島核問題で中国が果たしている積極的役割を高く評価するとともに、問題の平和解決を望む米側の立場を重ねて表明した。
胡主席は、イラク再建問題で各国との協議、協調を保持していきたいとの中国側の考えを表明し、朝鮮半島核問題については「各国が受け入れ可能な方法で非核化を実現したい」と強調し、各国との緊密な連絡を保ち、次回の6者協議を早期開催し、成果を挙げたいとの考えを示した。
また、胡主席は、さきにブッシュ大統領が一つの中国の政策の堅持、中米間の3つの共同コミュニケの順守、「台湾独立」への反対、台湾当局の台湾の地位改変を狙った台湾当局の言行への反対を重ねて言明したことを高く評価し、「台湾問題で、中国政府は最大限の誠意と努力を尽くして平和統一を実現したいが、『台湾独立』は絶対に容認できない」と強調した。
これに対し、ブッシュ大統領は「台湾問題に対する米政府の立場は明確であり、台湾の現状を変える一方的な言行に反対する」と表明した。
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